第37回全日本けん玉道選手権の変動種目について

第37回全日本けん玉道選手権の変動種目が決定致しました。
規定種目が大幅に変わる2015年大会。その中で特に変動種目は過去に採用されたクラシックな技を採用することに致しました。
⑪横はねけん
【持ち方】  玉の持ち方
【技の動作】
玉の穴にけん先を入れて、そのまま玉を持ちけんを水平に横に寝かせ(右利きの場合:左側にけん)て構える。けん先を抜きながらけん尻を手前に返しけんを水平に一回転させて、けん先を再び玉の穴に入れる。
【注意事項】
・けん先が完全に玉の穴に入ること。
・けん先を抜きながらけん尻を手前に返しけんを水平に一回転させるための、膝をまげる、手を上下させる等の予備動作を開始した時点で技が開始されたと見なす。
・技を開始した後に、けんが玉の穴から抜けなかったので、再び投げ上げるなど、あきらかに技の一連の流れを止める動作を行った場合は、動作を中断しやり直したと見なす。
・通常のはねけん、または斜めはねけんにならないこと。
・けん先を再び玉の穴に入れた後に、手首を返してけんを上方に向けてもよい。
・予選競技においては、審判員からけん玉の見えない位置になった場合、失敗と判定する。
 
⑫はやぶさ返し
【持ち方】 片手でけんを持つ。持ち方の詳細は問わない。
持ち替え後の持ち方  玉の持ち方
【技の動作】
けんを持ち、玉を下につり下げて構える。糸が張った状態のまま背中側で玉を振り上げてけんを放し、けん玉を空中に投げ上げ、糸の張った状態でけんと玉を結ぶ糸の中央付近を中心にけんと玉が手前に1回転してきた時に、最初にけんを投げた手とは別の手で玉をつかみ、「飛行機」のようにけんを振り出した後、けんを手前に1/2回転させ、けん先を玉の穴に入れる。
【注意事項】
・けん玉を背中側で投げ上げる方向は、両肩を結ぶラインに沿った方向とする。
・けん先の玉の穴への入れ方は、すくいけんや一回転飛行機にならないこと。けん先は水平より下向きの状態で玉の穴に入れること。
・けんを放す前に、玉を前後にふる、リズムをとるために動作を反復することは可とし、この予備動作を行った時点で技が開始されたと見なす。
・最初にけんを持った手と別の手で玉をつかむこと。
・技を開始した後に、けんを放す前に、振る動作をしている玉を再び手で押さえるなど、あきらかに技の一連の流れを止める動作を行った場合は、動作を中断しやり直したと見なす。
玉をつかむ時は、玉が背中側(両足のかかとを結んだ線の後ろ側)に在る状態でつかむこと。(足が動いて両足のかかとを結んだ線がずれてしまった等の理由で)背中側と認められない位置で玉をつかむと失敗と判定する。 
・玉をつかんだ後に、けん先を玉の穴に入れる時は、けん玉が背中側にある必要はない。すなわち(足が動いて両足のかかとを結んだ線がずれてしまった等の理由で)背中側と認められない位置でけん先を玉の穴に入れてもよい。