第1回大会~第31回大会

けん玉競技会の中で最も名誉のある全日本けん玉道選手権大会の31年の歴史の中から、これぞという記録をまとめてみました。けん玉競技を目指す方へ今後の目標の一つとなれば幸いです。また、誰も知らない全日本けん玉道選手権大会裏話も歴史の伝道ということでご紹介します。

記録は平成21年7月現在

最多優勝回数

3回 山木 弘行(第9,10,12回大会)
川辺 将仁(第23,24,28回大会)
2回 篠原  徹(第2,3回大会)
鈴木 一郎(第7,11回大会)
前田 隆宏(第16,18回大会)
松下 貴宣(第20,22回大会)

連覇

二連覇 篠原  徹(第2,3回大会)
山木 弘行(第9,10回大会)
川辺 将仁(第23,24回大会)

最多勝利数

現在までに10勝以上した選手。不戦勝、第8回大会までの敗者復活戦勝者数も含む。

23勝 鈴木 一郎 出場回数17回
20勝 川辺 将仁 7回
18勝 向来 武浩 10回
17勝 篠原  徹 8回
前田 隆宏 11回
16勝 松下 貴宣 6回
15勝 山木 弘行 7回
12勝 小林 良一 8回
10勝 池満 徳二 7回
岡田 琢身 5回
中村  厚 12回

最多決勝トーナメント出場

17回 鈴木 一郎(千葉県)
14回 千葉 雄司(東京都)
12回 吉政 勝行(東京都)
中村  厚(長野県)
板倉 秀則(大阪府)
11回 前田 隆宏(大阪府)
10回 大川英一郎(静岡県)

最多連続決勝トーナメント出場

17年連続 鈴木 一郎(第4回大会~第20回大会)
12年連続 吉政 勝行(第11回大会~第22回大会)
11年連続 中村  厚(第12回大会~第22回大会)
板倉 秀則(第18回大会~第28回大会)

最多連勝

10連勝 川辺 将仁(第23回大会1回戦~第25回1回戦)
9連勝 鈴木 一郎(第7回大会1回戦~第8回準決勝)
8連勝 山木 弘行(第9回大会1回戦~第11回大会1回戦)
7連勝 篠原  徹(第2回大会1回戦~第3回大会決勝)

最多決勝進出

中村 正史 五段(千 葉)

4回 松下 貴宣(第20,22,23,24回大会)
川辺 将仁(第23,24,27,28回大会)
3回 篠原  徹(第2,3,6回大会)
小林 良一(第3,4,7回大会)
鈴木 一郎(第7,8,11回大会)
山木 弘行(第9,10,12大会)

史上最年少優勝

12歳 東谷しのぶ(第21回大会優勝)・前年文部科学大臣杯優勝

敗者復活戦

全日本けん玉道選手権大会では、第6回大会から第8回大会までの3大会、1回戦敗者に限り敗者復活戦を実施した。後に第26回大会で復活(予選敗者による)

誰も知らない全日本けん玉道選手権大会裏話

全日本負け知らず

初出場して優勝、その後大会に出場することがなかった選手です。

第5回大会 赤塚 正坦
第8回大会 太田 仁

本当に敗者復活した選手

第7回大会・小林良一六段は一回戦で篠原七段に2-1で敗れてしまった。しかし、小林六段の名はトーナメント表の決勝にあった。敗者復活戦Dグループに入った小林六段は復活戦で橋本四段を2-0で勝利、決勝トーナメントに復帰、その後に杉田五段を2-1,長島六段を2-0、川和七段を2-1と敗り一気に決勝進出、決勝では鈴木一郎六段に3-0と敗れてしまったが、一回の大会で6試合行ったのも小林六段が最高記録である。

準優勝からの優勝

これは先に準優勝をして、その後優勝を獲得した選手です。これが意外と少ない。

小林 良一(第3回大会準優勝・第4回大会優勝)
岡田 琢身(第14回大会準優勝・第15回大会優勝)
重木  洋(第29回大会準優勝・第30回大会優勝)

貸し出しけん玉で全国制覇

昭和63年第10回大会優勝の山木弘行六段、実は競技に使用したけん玉は、協会の用意した貸し出し用けん玉だった。当日のけん玉検査で糸の長さが僅か2ミリ足らずに愛用のけん玉は失格になる。スペアを持っていなかった山木六段は、協会が会場に来た人たちがけん玉を楽しむために用意した貸し出し用のけん玉で登録。一度も練習したこともないけん玉だったが、結果は見事優 勝・・二連覇を達成する。

裸足の帝王

裸足で全日本優勝・・平成3年第13回大会優勝の中村正史五段の競技スタイルは裸足だった。現在では裸足で出場など考えられないが、当時はかなり話題となった。

女性の全日本

女性初決勝トーナメント出場 安藤 涼子(第17回大会)
女性初決勝進出 安藤 涼子(第18回大会)
女性初同士の決勝 東谷しのぶ VS 坂本 知穂(第21回大会)
初の女性全日本チャンピオン 東谷しのぶ(第21回大会)

これが全日本第3位

優勝と準優勝とでは天と地の差があるのは、勝負の世界では当たり前のこと、ここでは実績は素晴らしいのだが、注目を浴びることがまずない第3位を第1回大会から第31回大会までご紹介します。現在のところ3位決定戦がないためベスト4で敗退した選手が3位ということになっています。そのため第1回大会以降は3位は2名存在します。26回大会以降は決定戦が行われたため1名。

昭和54年 第1回大会 白石 豊次 四段(千 葉)
55年 第2回大会 池ノ上幸造 七段(兵 庫) 戸張 静夫 五段(埼 玉)
56年 第3回大会 池満 徳二 五段(埼 玉) 高橋 吉寛 五段(埼 玉)
57年 第4回大会 荒井安太郎 六段(東 京) 大串 文美 六段(千 葉)
58年 第5回大会 池満 徳二 六段(埼 玉) 鈴木 一郎 五段(千 葉)
59年 第6回大会 丸石 照機 五段(千 葉) 川和 勇夫 六段(東 京)
60年 第7回大会 篠原  徹 七段(東 京) 川和 勇夫 七段(東 京)
61年 第8回大会 篠原  徹 七段(東 京) 丸石 照機 六段(千 葉)
62年 第9回大会 丸石 照機 六段(千 葉) 鈴木 一郎 六段(千 葉)
63年 第10回大会 湯田 正利 四段(東 京) 佐藤 和宏 四段(東 京)
平成元年 第11回大会 大平 博隆 五段(東 京) 湯沢 雄祐 四段(宮 城)
2年 第12回大会 荒井  朗 五段(東 京) 中村 正史 五段(千 葉)
3年 第13回大会 田中 秀樹 五段(千 葉) 折野  学 四段(徳 島)
4年 第14回大会 鈴木 一郎 七段(千 葉) 大平 博隆 五段(東 京)
5年 第15回大会 中村  厚 五段(東 京) 坂倉  進 四段(東 京)
6年 第16回大会 中村  厚 五段(長 野) 岡田 琢身 六段(兵 庫)
7年 第17回大会 前田 隆宏 六段(大 阪) 西川 政典 六段(岡 山)
8年 第18回大会 田辺 宏造 五段(東 京) 水野 慎也 五段(神奈川)
9年 第19回大会 中村  厚 五段(長 野) 坂本 知穂 五段(岡 山)
10年 第20回大会 西川 政典 六段(岡 山) 大川英一郎 五段(静 岡)
11年 第21回大会 田辺 宏造 五段(東 京) 板倉 秀則 五段(大 阪)
12年 第22回大会 小林 祐介 五段(岡 山) 板倉 秀則 五段(大 阪)
13年 第23回大会 伊藤 佑介 五段(東 京) 板倉 秀則 五段(大 阪)
14年 第24回大会 西川 政典 七段(岡 山) 向来 武浩 五段(大 阪)
15年 第25回大会 嶋寺 克彰 六段(兵 庫) 板倉 秀則 六段(大 阪)
16年 第26回大会 川辺 将仁 五段(大 阪) (初の3位決定戦による)
17年 第27回大会 松尾 聖香 五段(岡 山)
18年 第28回大会 向来 武浩 六段(兵 庫)
19年 第29回大会 花野井 潤 五段(千 葉)
20年 第30回大会 見城  崇 五段(静 岡)
21年 第31回大会 磯本 恵一 五段(岡 山)
記録?
3位連続記録 3年連続 板倉 秀則
最多3位 4回 板倉 秀則

 

報道関係者の一番多かった大会

全日本けん玉道覧主権大会では数多くの報道取材関係者訪れるのだが、その中でも一番多かった年は昭和63年の第10回大会、前年に全日本三冠を獲得した山木六段の番組収録もあり、テレビ局5社、新聞社2社、雑誌社1社と場内は報道関係者で大混雑した。優勝は山木六段、大会終了後日本テレビPM6:00放送のスポーツ番組に(生放送)出演した。

ベスト8がすべて関西勢

27回大会(平成17年)かつては関東勢しか残らなかったベスト8選手がすべて関西勢で独占される。

岡山4名・大阪3名・兵庫1名

決勝トーナメント進出最少数大会

9回大会(昭和62年)出場資格大幅改正後の初の大会とあって、出場者も絞り込まれ7名の出場となった。

決勝完全試合

第24回大会決勝戦・川辺将仁VS松下貴宣 戦で完全試合があった。両者6種目の技を全て成功、全日本の決勝という舞台で選技18連続成功という決勝戦完全試合を成しとげた。引き分けによりタイム競技で川辺選手の優勝。

記念大会シード権

第30回大会を記念して、記念大会シード権が導入された。これは、記念大会ごとに歴代の全日本の優勝、準優勝者が参加表明をすれば、無条件でトーナメントに出場できるというシステム。予選免除というのが魅力だが、選技やルールは現状で行うため、たとえ出場したとしても獲得年数や年齢によっては、勝ち抜くことはかなり難関である。伝統ある大会、歴代のスター選手が唯一最高峰の戦いの舞台で見ることができる制度である。

第30回記念大会・シード選手(出場した選手)

山木弘行(第9,10,12回大会優勝)、岡田琢身(第15回大会優勝)、東谷しのぶ(第21回大会優勝)、向来武浩(第26回大会優勝)、千葉雄司(第15回大会準優勝)、田村一樹(第28回大会準優勝)

この大会では向来選手がベスト4まで進出した。

18年ぶりの勝利

第30回記念大会で12回大会を最後に大会に出場していなかった、山木弘行選手が記念大会シードで出場、見事1回戦を勝ち抜き、18年ぶりの勝利を上げた。

地区別優勝者数

優勝した時点での在籍(都道府県)による

東北 1名 太田 仁
関東 10名 篠原 徹・小林 良一・赤塚 正坦・山本・康治・鈴木 一郎・山木 弘行・中村 正史・坂倉 進・
伊藤 佑介・吉政 勝行
関西 9名 池ノ上幸造・岡田 琢身・前田 隆宏・東谷しのぶ・向来 武浩・川辺 将仁・菊地亜紗美・
重木 洋・中村美乃理
東中国四国 3名 松下 貴宜・小林 良光・西川 一穂

全日本決勝トーナメント出場者数

166名(第1回から第31回大会まで)がトーナメントに出場しています
このうち未勝利の選手は62名

日本けん玉協会杯(JKAカップではなく優勝杯のこと)

現在はこの大杯がタイトル戦のときに会場に飾られますが、その昔、第12回大会までは全日本けん玉道選手権大会の時しか飾られることはなかった。三大タイトル戦(JKA、全日本、全日本もしかめ)に優勝すれば大杯に名を刻むことができるが、優勝して持つことができるのは全日本けん玉道選手権大会の優勝者しか許されなかった。それだけ全日本けん玉道選手権大会はけん玉競技の中では最も名誉あるタイトル戦なのである。
(*現在の日本タイトル公式戦は7試合)

3回